計量トレーサビリティと校正
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国際相互認証の仕組み
メーカーや校正機関が発行する校正証明書には、「ILAC*」「MRA」「JAB」「A2LA」「NATA」「NVLAP」「JCSS」などさまざまなマークがついており、トレーサビリティ体系図の一番上に記載される国家計量標準も、「NMIJ」「NIST」「NPL」などさまざまな名称があります。これらの関係と仕組みについて解説します。
計量標準国際相互承認取決め(CIPM MRA)
科学技術の発展とグローバル化に伴い、各国の国家計量標準機関(NMI)の標準の同等性と、発行される校正証明書の信頼性の担保が必要となりました。そこで、同一の校正対象を複数のNMIで比較し、同等性の確認を行いました。そして、1999年10月世界各国のNMIで「計量標準国際相互承認取決め」(MRA)が調印されました。
認定機関の同等性(ILAC MRA)
日本(JAB、IAJapan) 、米国(NVLAP、A2LA)、英国(UKAS)、ドイツ(DAkkS)、オーストラリア (NATA)などの認定機関はILACなどの国際機関による相互評価を受けて相互認証に署名することにより能力が証明されます。 * ILAC (International Laboratory Accreditation)国際試験所認定協力機構であり、試験所・検査機関を認定する機関の国際的組織。
認定校正機関・試験所の信頼性
国際機関ILAC による相互承認MRAに加盟した認定機関が認定した校正機関や試験所の発行する校正証明書は世界で信頼性を持って受け入れられています。
また、ILACの相互認証に加盟している認定機関に認定された試験所・校正は、MRA複合シンボルを試験レポートやパンフレットその他の宣伝媒体に使用することが可能となります。
国家計量標準機関(NMI):NMIJ(日本)、NIST(米国)、NPL(英国など)
認定機関:日本(JAB、IA Japan) 、米国(NVLAP、A2LA)、英国(UKAS)、ドイツ(DAkkS)、オーストラリア (NATA)など
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