AxSEAM™スキャナーの設計にあたって、現場の検査員の視点に立ちました。 パイプラインスキャンをできる限り容易にするため、検査員の作業を複雑にして遅れを生んでいる典型的な問題を解決することが私たちの目的でした。
パイプライン検査員が求めたAxSEAMスキャナーの機能
パイプライン検査員に話を聞いた後、超音波フェーズドアレイ探傷(PAUT)と伝播時間回折法(TOFD)を使用した、ロングシームおよび周溶接部スキャンのよくある不満のリストをまとめました。 AxSEAMスキャナーの機能は、問題に対する直接的な解決策です。
堅牢で工具不要のプローブホルダーでプローブの浮き上がりと傾きを防止
最初に設計チームが取り組み、解決した課題は、信頼性に欠ける複雑なプローブホルダーでした。 プローブの設置、インデックスオフセットの調整、信頼性の高い超音波データの取得が簡単になるように、AxSEAMスキャナーのプローブホルダーを完全に設計し直しました。
主な改良点:
- プローブとウェッジの操作中に、ラッチでホルダーを上げたまま保持可能。
- ばね式で旋回するので、スキャン中にプローブがむやみに浮き上がったり傾いたりすることがなく、常にカップリングを維持。
動いている様子を見ると、調整しやすさを理解できます。 このオリンパスアラウンドザワールドビデオで、シニアアプリケーションエンジニアのBrandon Reitz氏による簡単なデモンストレーションをご覧ください。
对不起,您所在的区域不支持播放这条视频プローブホルダーは柔軟性があり、安定性と堅牢性も備えています。 現場でこのスキャナーを使用したPAUT検査員は、堅牢性を実感しました。 スキャナーは、パイプライン探傷作業に求められる堅牢性に応えるように作られています。
スキャン効率を上げて再スキャンを防止
AxSEAMスキャナーに特有のもう一つの革新性はScanDeck™モジュールです。 ダッシュボードのように中央に直接配置されたモジュールには、スキャン速度超過とカプラント不足の警告ライトが付き、取得されるデータの信頼性が高まり、データの欠落がなくなります。 検査員はスキャナーに注視したまま、確認のためにデータ収集装置を見る必要がないので、スキャン作業が大幅にスムーズになります。
スムーズで、ゴム成型磁気ホイールも、スキャナーをパイプにカップリングさせたまま滑らかに回転するので、検査員の労力が減ります。
このビデオでは、パイプライン検査員の作業を楽にするように設計された、AxSEAMスキャナーの実用的な機能の概要について説明します。
对不起,您所在的区域不支持播放这条视频ロングシーム、周溶接部、各種パイプ径に合わせた簡単な切り替え
AxSEAMスキャナーは、検査員が現場に持ち出す必要がある唯一のスキャナーかもしれません。 調整に工具が必要ないので、以下を迅速に行えます。
- 各種パイプ径への対応
- 長手方向の溶接シームと周方向溶接部のスキャンの切り替え
AxSEAMスキャナーを使用すると、検査員は幅広いパイプ径を検査できます。
- 長手方向溶接部:外径152.4 mm(6インチ)のパイプから 平らな金属板まで。
- 周方向溶接部:2プローブの場合は最小外径114 mm(4.5インチ)、 4プローブの場合は最小外径254 mm(10インチ) のパイプ。
4プローブホルダーを使用すると、高速のPAUT/TOFDスクリーニングが可能になり、プローブを切り替えることなく、トータルフォーカシングメソッド(TFM)を使用して対象領域(ROI)を検査できます。
AxSEAMスキャナーをOmniScan X3フェーズドアレイ探傷器と併用すると、PAUT、TOFD、およびTFM検査を同じプローブで実行できます。
この多用途性は、4つ目の課題の解決にも貢献します。
面倒で複雑な機器を除去
Brandon Reitz氏が「効率的なロングシーム溶接部検査」のビデオで話すように、AxSEAMスキャナーは「軽量で扱いやすい、堅牢で人間工学に基づいた設計」になっています。
AxSEAMスキャナーとアクセサリーは、1つのコンパクトなケースにぴったり収まります。 NDT検査員は、現場や出張時でも大きな機器に悩まされず、必要なものを手にPAUTパイプラインスキャンを確実に実行できます。
このスキャナーの最適な携帯性、多用途性、操作性を十分に理解するには、実際に体験するのが一番です。 デモンストレーションに興味をお持ちでしたら、お近くのオリンパスまでご連絡ください。
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