ブレーキパッドイメージ
アプリケーション
ディスクブレーキはブレーキディスクの両側をブレーキパッドで押し付けて、その摩擦力で車輪の回転を止めます。そのため、ブレーキパッドには大きな応力、高熱が加わります。そのため、ブレーキパッドの材料配分、成型等が適切ないと、強度不足によるクラックが発生する危険性があります。そのため、クラックの有無やその形状の検査は品質管理上重要です。顕微鏡検査でクラックを検査しますが、ブレーキパッドの材料は一般的に顕微鏡の落射光を十分に反射しません。そのため、通常の明視野観察ではクラックがよく見えないことがあります。
オリンパスのソリューション
オリンパスデジタルマイクロスコープ蛍光タイプによる観察。
オリンパスのデジタルマイクロスコープには紫外域の光を照射できる蛍光フィルターを装着できます。ブレーキパッドに蛍光剤を塗布して蛍光観察をすると、クラックに浸透した蛍光剤が発光しクラックの画像を明確に観察できます。
商品の特徴
- 明視野観察と蛍光観察をGUI上で簡単に切り替えできます。
- 表面に凹凸があっても拡張焦点機能があるので、全面にピントがあった画像を簡単に撮影できます。
- 長いクラックでも画像の自動貼り合せ機能により、クラック全体を1枚の画像にする事が簡単にできます。
- クラックの長さや幅を簡単におこなう計測機能が付いています。
- 電動ズーム光学系により、気になった部分をGUI上で簡単に拡大する事ができます。