Rupert Resources(「Rupert」)は金鉱床の探査・開発企業であり、フィンランド北部の中央ラップランドで埋蔵量数百万オンスのIkkari金鉱床探査を拡大しています。
この探鉱は「科学による」ものであり、標準の業界基準によって非常に短期間で達成されました。 鉱床の発見過程では、Rupertが一括所有する土地全体にわたり、体系的な漂礫土の基底掘削が行われました。 Ikkariの発見に続いて行われた掘削から、わずか36,000 mの掘削を基に、未開発資源が395万オンスであることが2021年に発表されました。 未開発資源の発見までは1年半かかりました。
2022年、さらに80,000 mのインフィルおよび伸長掘削が計画されており、Ikkariを拡大して大部分が未検査の5つの探査地を調査し、可能性の高い所有地についてさらなる鉱床発見を生み出そうとしています。
金鉱床の探査・開発用ポータブルXRFを使用したドリルコア分析
ポータブル蛍光X線分析(pXRF)は、金鉱床の探査において重要な役割を果たしています。 Rupertの地質学者は過去5年にわたり、当社の信頼性の高いpXRF機器Vanta™ハンドヘルドXRF分析計を使用して、体系的にドリルコアを調査しています。
VantaハンドヘルドXRF分析計は現場においてドリルコアの元素組成を測定します。 Vantaソイルフットは分析計を安定した三点支持で支えるので、オペレーターは両手が自由になり快適に分析を行えます。
下の2分間のビデオでは、Rupertの地質学者Manuel Naveiras Villamea氏が、2022年2月の時点で所有地において稼働中の6機の掘削装置から生成されたドリルコアに対して、Vanta XRF分析計をどのように使用しているかを説明しています。
6機の掘削装置は、記録、サンプリング、ラボ分析を必要とする何メートルもの試料を生成します。 Vanta XRF分析計は、岩石から迅速に情報を得るために使用され、ドリルコアの組成解明と記録に役立てられています。 2022年時点でラボ分析の所要時間は最短で数週間ですが、通常は数か月かかります。 これに対してVanta分析計は、情報に基づくpXRF地質分析データをほんのわずかな時間で生成します。
Rupertの地質学者にとって、Vanta XRF分析計が最も多く活躍するのは、記録する岩石の原岩を理解する場面です。 この作業は、岩石の変形や熱水変質が原因で困難な場合があります。 Rupertの地質学者はVanta分析計を使用してドリルコアの元素組成を測定することで、たくさんの事柄を数秒以内に特定できます。これがラボ分析であれば数か月かかってしまいます。 その他の用途としては、Vanta分析計で報告されるジルコニウム(Zr)やマグネシウム(Mg)を使用して、岩石の堆積物や超苦鉄質の起源を知ることができます。
下のビデオインタビューで、pXRFを使用したドリルコア分析の詳細をご覧ください。
EvidentはRupert Resourcesの探鉱が引き続き成功を納めることを願うとともに、今後も業務のお手伝いを楽しみにしています。
また、多忙な時間を割きビデオに参加してくださったRupert Resourcesの皆さん(特にManuel Naveiras Villamea氏、James Withall氏、Thomas Credland氏)、サポートと素晴らしい作品を提供してくださったSpotlight MiningのLiam Hardy氏に感謝申し上げます。
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