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洞见博客

ポータブルXRFを使用した銅-銀プロジェクトの迅速な土壌サンプリング:探鉱会社の話

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pXRF分析計による銅-銀探鉱

ポータブル蛍光X線(XRF)分析計は、鉱業および地球化学分析フィールドキットとともに用いる強力なツールです。 ポータブルXRFを最大限に活用している探鉱会社の1つがHannan Metals Limited社です。 この会社は3台のVanta™ハンドヘルドXRF分析計をペルーの銅-銀探鉱に使用しています。

オリンパスの国際鉱山グループディレクターであるTodd Houlahanは、このほどHannan Metals社社長Lars Dahlenborg氏と話し合う機会を得たので、同社が探鉱における困難を乗り越える上でポータブルXRF分析計が果たす役割について聞きました。

以下のインタビュー動画または簡単な要旨をご覧ください。

San Martinプロジェクト:密集した熱帯雨林の銅-銀ターゲット

Hannan Metals社が銅-銀探鉱で直面する最大の問題は地形です。

Hannan Metals社のSan Martinプロジェクト(層準規制型の堆積物にホストされた銅-銀ターゲット)は、ペルー東部のアマゾン前縁盆地で行われています。 この地域は盆地全体に数百キロメートルにわたり、鉱化系の存在の証拠が示されています。 付近は密集した熱帯雨林と急斜面のために近付くのが困難です。 最も近い現場に行くには、一番近くの車道から1~3時間歩かなければなりません。 探鉱予算を最大限に生かすためには、現場にいる時間をできる限り長くする必要があります。

もう一つの問題は露頭が限られていることです。 この地形での探査地を狭めるために河川堆積物を探査することは有効な方法ですが、密集した植物や露出岩体の少なさ(1%未満)から、露頭間の鉱化の連続性を証明するのは困難です。 したがって、Hannan Metals社は系統立てた土壌サンプリングと分析を行って、露出していない鉱化をマッピングする必要がありました。

銅-銀探鉱プロジェクト

San Martinプロジェクト

Hannan Metals社にとって、従来の土壌サンプリングは優れたデータ品質を示すものでしたが、面倒で時間がかかる作業でもありました。 チームは月に最大800 kg(1763 lb)の土壌を馬で運び、四輪駆動車でペルーのリマにあるラボに運搬する必要がありました。 最後には結果を待つ工程があります。 このように時間のかかるプロセスは、Hannan Metals社の迅速な判断力を妨げるものでした。

銅-銀鉱化作用のための迅速な土壌サンプリング

Hannan Metals社は、迅速な土壌サンプリングを求めてVantaハンドヘルドXRFに切り替えました。 プロジェクトに対する分析能力をテストするため、Hannan Metals社はVanta XRFデータと従来の土壌サンプリングで得られたラボデータを比較しました。 得られた結果は期待を超えていました。

  • 最上位の対象元素である銅(Cu)に関して、Vanta分析計とラボデータ間の優れた空間相関
  • Vanta分析計はラボデータと同じ100万分率(ppm)のダイナミックレンジで同様の異常を検出
  • 既知の露頭鉱化との非常に良好な相関

重要なことに、Vanta分析計では以下のカギとなる元素について目的にかなうデータが得られました。

  • パスファインダー元素:銅(Cu)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、ヒ素(As)、ニッケル(Ni)
  • 主要元素:カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)、シリコン(Si)、チタン(Ti)

銅-銀探鉱プロジェクト用の品質管理プログラムの確立

XRFのデータ品質を確認したHannan Metals社は、厳密な品質管理プログラムを確立しました。 策定にあたって、チームは現場試験、ラボ試験、湿度試験、マイクロ波乾燥試験といったいくつかの方法で試験を行いました。 経営管理側と現地地質検査員が協力して独自のXRF検査方法を作り上げました。

スタッフトレーニングも重要事項でした。 Vanta分析計はユーザーインターフェースが直感的にわかりやすいため、トレーニングは簡単でした。 オリンパスの専門家によるサポートとオンライントレーニングコースも、プロセスの効率化に役立ちました。 Mineral Deposit Research Unit(MDRU)のポータブルXRFコースへの参加で行ったのと同様です。

全体的に見て、Vanta分析計は銅-銀探鉱プロジェクトに多くの利点をもたらしています。

  • サンプリング速度が60%速くなったことにより、地質検査員が広域をサンプリングできるため、発見確率が向上
  • 経営管理者やその他の出資者に結果を迅速に伝達
  • 土壌サンプリング時にリアルタイムの判断を行えるため、インフィルまたはサンプルトラバース伸長の判断に便利
  • 最小限のサンプルサイズ:月あたりの土壌量を800 kg削減
  • 十分な価値:1台のVanta分析計の元が取れるまでの期間は、現在のサンプリング速度で約4か月(ハード面の分析コストのみ考慮し、その他のロジスティック面の利益は含まない)

鉱物探査におけるXRF分析計の利点の詳細は、鉱物・地質用カタログをご覧ください。

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Michelle has more than 9 years experience in marketing communications and works in Olympus' Analytical Instruments business to promote X-ray fluorescence and X-ray diffraction analyzers. She works with product, engineering, and applications groups for new product launches, to create webinars, and to write application notes.

九月 30, 2021
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