多忙で即応状態にあるメンテナンス部隊、エンジン整備工場、中間整備施設の内部において、軍用検査装備は性能が試されます。 装備の整備に最善を尽くした時も、軍用機整備士には厳しい条件や絶えず続く輸送に耐え抜くように作られたツールが必要です。
定期予防として行う遠隔目視検査は、軍用機ミッション準備のメンテナンス作業における一部を成しています |
航空機整備士には堅牢な遠隔目視検査ツールが必要
軍のメンテナンスクルーは、グローバルでの飛行任務の効率的サポートが確実にできるように、ボアスコープやビデオスコープなど、信頼性と耐久性のある遠隔目視検査(RVI)ツールを必要とします。 メンテナンスクルーは、定期的に各航空機の内部と外部を含めた構造全体を確認する必要があり、損傷の有無や、損傷可能性の有無について検査を行います。 損傷が激しい場合には、航空機を整備管理下におくか、詳細な再検査にかけるか決定する必要があります。
軍用用途に適したIPLEXビデオスコープの5つの方法
当社のIPLEX™シリーズのビデオスコープを用い、航空機整備士は、エンジンからテールローターに至るまで、固定翼機および回転翼機に不可欠な検査を実施できます。 航空機メンテナンスクルーの職務を促進するビデオスコープの重要な特長を5つご紹介します。
1. 携帯性
軽量な選択肢が必要な航空機整備士の場合、IPLEX G Liteビデオスコープを用いると、コンパクトな構造により手持ちサイズでの携帯性が得られます。 小型サイズなので、よく移動する部隊や、海軍航空機などのように窮屈な場所で作業する部隊、世界中に急展開を余儀なくされる部隊に有利になります。
2. 画質
エンジン整備工場の環境にある整備士の場合、当社のIPLEX GX/GTビデオスコープを用いると、大型画面モニターの装備により、暗く窮屈なスペースの中でも鮮明な高輝度画像が表示されるため、オペレーターの重要な検査測定が実施可能になります。
3. 操作性
IPLEX GX/GTビデオスコープの大型画面なら、トレーニングの実施や、調査結果の共有、ボアスコープ認定者による他のオペレーター認定も容易に行えます。
IPLEXシリーズの全モデルに、使いやすい直感的なナビゲーションメニューが搭載されているため、整備士は結果をすばやく容易に得られます。 シンプルなコントロールで、航空資産内においてスコープ挿入部を進める最中も、調整や測定の実施が容易になります。
4. 耐久性
整備格納庫やアイソクローナル(ISO)ドックなどのメンテナンス作業センターでは、作業のペースによって耐久性が重要なことがあります。
IPLEXビデオスコープは、米軍用規格に適合するように製造および試験され、MIL-STD 810とEMI-STD 461の認証を受けています。 IPLEXシリーズのビデオスコープは、軍用航空機メンテナンス現場での要求が多くて時には厳しい作業条件によく耐えうる、信頼できる装置となっています。
5. FOD探索が容易
航空整備士の任務の一部には、コンプレッサー部品とファン部品における、割れ、くぼみ、へこみ、その他あらゆる異物(FOD)の兆候の有無について点検することがあります。 当社のIPLEX NXビデオスコープの挿入部に備わる作業チャンネルツールにより、迅速なFOD探索が可能になります。
軍整備士クルーが実践的なツールを装備することで、ビデオスコープ検査を効率的かつ徹底的に実施できます。 航空機のアクセス困難で不可欠な部品に対して、徹底した目視検査を行い、フライトオペレーターは自身の機体の安全性と信頼性について自信を深めることができます。
50年にわたる軍用サプライヤーとしての誇り
オリンパスは、過去50年間にわたり米軍への装備サプライヤーとして誇りを持って活動してきました。 米軍支部および同盟軍支部の多くが、検査ニーズに合ったオリンパス製品を利用しています。 当社製品は、統合打撃戦闘機(JSF)プログラムなど、多くの航空機、戦闘機、爆撃機、燃料補給機、輸送機で一貫性の実現を確保しています。
米国においては、オリンパスIPLEXビデオスコープと付属品をGSAスケジュールからも入手できます。 GSA品目については、www.gsaadvantage.comからアクセスいただくか、地域のオリンパス代理店までご連絡ください。
オリンパスまたはIPLEXシリーズの詳細は、www.olympus-ims.com/videoscopeをご覧ください。
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