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オリンパスのポータブルX線回折装置（pXRD）は、地質学者や冶金学者に、あらゆる鉱物種の定量鉱物学情報をほぼリアルタイムに提供します。 探鉱地質学者はこうした情報を使用して、より的確な判断を現場で下すことができます。 また冶金学者は、より効果的な混合方式の開発やグラファイト回収量の向上に必要な情報を入手できます。
オリンパスのポータブルX線回折装置（pXRD）の利点
オリンパスの革新的なポータブルX線回折装置（pXRD）の利点は以下のとおりです。
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現場での鉱物定量化
オリンパスのpXRDでは、あらゆる鉱物相を、化学組成や反射率に関わりなく特定し、定量化することができます。 ポータブルX線回折装置TERRA®を使えば、地質学者や冶金学者にとって、現場で以下の作業を可能になにします。
- グラファイト状炭素および炭酸塩に含まれる炭素の定量化（図1）
- 浮遊選鉱時に浮き上がって選鉱品質を低下させる、問題となる脈石鉱物（緑泥石、タルク、粘土など）の定量化
こうした情報を使用して、地質学者は探鉱を実施する領域を特定できます。 また、定量鉱物学情報をほぼリアルタイムで入手できれば、冶金学者は適切な混合方式を開発したり、処理の最適化を図ったりすることができます。
図1： グラファイト状炭素および炭酸塩炭素のラボによる測定と、定量X線回折による概算の比較
オリンパスのポータブルX線回折装置 — データ品質と実行時性能
オリンパスのポータブルX線回折装置は、現場で鉱物学定量情報を把握できる利便性に富み、複雑な試料の前処理が不要なうえ、回析結果も信頼性の高いものです。本装置の定量化の実力を示すため、大型（2 kW）の従来型ラボ用装置を使用し、実行時間を変えて取得した結果と比較しました（図2）。
定量化性能の詳細を示すため、ラボの分析データと、定量鉱物分析結果から逆算された化学分析結果を比較しました。 これらの結果の相関から、本装置の優れた定量化性能は明らかです（図1）。
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図2： ラボの2 kW X線回折装置（XRD）と、オリンパスTERRA®ポータブルX線回折装置（pXRD）から得られた各種実行時間での分析結果相関性。 |
