工業用内視鏡のカスタマイズ
オリンパスではお客様のご要望に沿った、より付加価値の高いソリューションを提供すべく、工業用内視鏡のカスタマイズ生産を承っております。 「工業用内視鏡を使ってこんな事が出来たら」というリクエストがございましたら、ぜひ私どもにご相談ください。
耐熱ガイドチューブ
炉内観察や着陸後の航空エンジン検査、高温下での開発実験など、一般的な工業用内視鏡では不可能な高温環境での検査を実現します。プラントのダウンタイム削減やエンジン検査の効率化に貢献します。 |
-高温環境(250℃程度)での利用が可能 |
航空エンジン検査用ガイドチューブ。 扱いやすいコンプレッサー式空冷タイプで、スコープのアングル操作も可能です。 | 高温炉内の観察用ガイドチューブ。 冷却性能を高めるため、水冷循環構造を採用しています。 |
鏡面パイプ内検査システム
パソコン操作で、誰でも簡単に、管内全周の傷、錆びなどの検査ができます。
-異なる太管の内面観察に対応 -ハレーションの少ない画像提供 -パソコンで簡単操作 -先端カメラ位置が表示 | |
※本体挿入治具については、ご相談ください。
自走機能付ガイドチューブ(レスキュー用) ※
工業用ビデオスコープ(画像探索機)は、倒壊建物等の内部状況を素早く確認できる為、災害現場における人命救助活動に貢献しています。 通常はスコープを人の手で押し込みながら内部に挿入しますが、起伏等の激しい場所では推進性に問題を生ずるケースも少なからず発生してきました。 しかし、こうした状況下においても本製品を装着する事で、スコープを"自走"させる事が可能となる為、崩落現場やガレキ内部などへの挿入性を飛躍的に向上させる事が可能です。この前進駆動力が、一刻一秒を争う災害現場において生存者探索に大きな威力を発揮します。
※本製品は、国立大学法人 東北大学、NPO法人 国際レスキューシステム研究機構との共同研究による技術を元に当社が製品化をしています。
自走機能付ガイドチューブ | 工業用ビデオスコープIV8675へ装着した状態 |
走行の原理
自走機能付ガイドチューブは、表面を歯ブラシのような樹脂製の硬い繊毛で覆った軟性チューブに、携帯電話のバイブレーターと同様の振動モーターを搭載しています。傾いている繊毛は、たわみと復元を繰り返すことでガイドチューブを前進させる性質があります。これをモーターからの振動により高速で繰り返す事により前進する推進力を生み出しています。
※ガイドチューブと接触する面の状態によっては自走できないことがあります。
災害救助用スコープ
災害による倒壊建物の内部を確認し、ガス/温度検知などの状況 確認や、生存者への空気/水の供給や対話が可能です。
UV検査用スコープ
UV光源(ブラックライト)と工業用内視鏡のコラボ製品。 蛍光塗料で処理した被検体の微細な傷を、浸透探傷(PT)で見つけだす事が可能です。
各種耐環境チューブ
お客様が必要とされるさまざまな使用環境に合わせ、耐熱・耐薬のガイドチューブなどをご提供しております。