オーステナイト、ニッケル系合金溶接金属、およびその他の粗粒異方性材料は超音波の伝搬に影響を及ぼし、ビーム歪み、ビーム散乱、モード変換、大幅な減衰増大を引き起すため、低合金炭素鋼における横波検査と比較してSN比が低くなっています。こうした材料の検査には、送受信機のビームを音響的に遮断するRL(屈折縦波)ウエッジデザインと一緒にデュアルフェーズドアレイプローブを使用することで、欠陥のSN比を向上させウエッジエコーを除去する必要があります。当社のデュアルリニアアレイ™(DLA)およびデュアルマトリクスアレイ™(DMA)プローブは、取り外し可能なウエッジとともに使用することで、直接縦波、クリーピング波、RTT(round trip tandem)、その他のマルチモード手法などのさまざまな検査法を組み合わせて、溶接部の全体積検査で1枚のフェーズドアレイS-スキャン画像を生成します。 |
デュアルアレイプローブは、1つのコネクターに配線されている2つのフェーズドアレイプローブにより構成されています。これはマトリクスまたはリニアアレイのどちらでも可能です。一方のプローブがセクタースキャンを行い、欠陥から戻るエコーをもう一方のプローブでキャプチャします。
A25 | A27 | A26 | A36 | |
周波数 | 5 MHz | 4 MHz | 2.25および4 MHz | 2.25および4 MHz |
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構成 | デュアル16(リニア) | デュアル32(16 × 2マトリクス) | デュアル32(リニア) | デュアル64(リニア) |
開口幅 | 12 mm × 5 mm | 16 mm × 6 mm | 32 mm × 12 mm | 64 mm × 12 mm |
推奨ウエッジシリーズ | SA25-DN70L-IH | SA27-DN55L-FD15-IHC | SA26-DN55L-FD40-IHC | SA36-DN55L-FD200-IHC |
特徴 | 小径パイプ検査用のCOBRA™スキャナーに対応(厚さ<10 mm) | 全体的に優れた性能と表面近傍分解能を発揮する汎用モデル(厚10 mm~40 mm) | 非常に厚い材料用に最適化(40 mm~80 mm) | 極厚材料用に最適化(>80 mm) |
装置の最小要件 |
16:64PR(1プローブ)
32:128PR(2プローブ) | 32:128PR(2プローブ) | 32:128PR(2プローブ) | 64:128PR(1プローブ) |
デュアルUT(TRL)A27プローブ従来型デュアルUTプローブはクリーピング波検査またはDMAプローブと組み合わせて溶接検査できます。着脱可能なウエッジにより多様なパイプ径に対応でき、安定性が高まります。 |
OmniScan™ X3では、デュアルリニアアレイ(DLA)またはデュアルマトリクスアレイ(DMA)のカスタムプローブおよびウエッジを作成できます。フェーズドアレイ(PA)のフォーカルロウの作成に加えて、スキャンプランを使用してトータルフォーカシングメソッド(TFM)および位相コヒーレンスイメージング(PCI)のグループも設定できます。スキャンプランは、COD構成などさまざまな形状に対応します。 |
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