ゴム製本体保護ケース誕生の背景
2017年6月に超音波探傷器EPOCH® 6LTを発売したとき、目指していたのは超小型の探傷器を送り出すことでした。 重さをたったの1.95 lb(890 g)に抑えることができ、私たちは成功したように思いました。 EPOCH 650探傷器のほぼすべての機能を持つ6LTは、片手にぴったりとフィットするよう設計されました。 どこにでも携帯でき、さまざまな検査を行えるこの探傷器は、技術者が自信を持って使用できるものです。
しかし、何かが欠けていました。
外見では判断できない
EPOCH 6LT探傷器をお客様に見せるとき、必ず注目してもらうのはその耐久性です。当社の他のポータブル超音波探傷器と同じく、1.2mの落下試験に合格するように設計されていることを、常に強調しました。 多くのお客様が感心する一方で、十分な強度があるように見えない、そのように感じられない、という感想も頂きました。 そして他の探傷器や厚さ計に提供しているようなゴム製の保護ケース。が求められました また、パイプライン検査、線路や航空機の保守点検など、高度な携帯性が求められる業界のお客様からは、6LTを下に置きやすいように折り畳み式のスタンドを付けることが求められました。
ケースの勝敗
当初、私たちはためらいました。探傷器の耐久性に自信を持っていたからです。 EPOCH 6LTをできる限り軽量化・小型化するために多大な努力を要したのに、付属ケースにより探傷器が重く大きくなるリスクがあったからです。
しかし、お客様からの意見を重く受け止め、本体の保護を強めて検査中に探傷器を立てて置くことができるとともに、使いやすさと携帯性を維持するものを作らなければならないということが分かりました。 製品設計チームが取り組んだ結果、内蔵式スタンドが付いたゴム製本体保護ケースが誕生しました。
ぴったりして安全
保護ケースは黒色のゴムでできており、EPOCH 6LT探傷器の白と黒の配色にマッチしています。 本体にぴったりフィットするとともに、どの側面においても、落下と衝撃に対してさらに強くなります。 ケースを取り付けていても、調整ノブ、すべての操作ボタン、I/Oポートカバーに容易にアクセスできます。 また、1/4-20エクステンダーが付属しており、探傷器底部の接続ポイントにアクセスできます。 ケースの背面には折り畳み式スタンドも付いており、探傷器を立てて置きやすくなります。 ゴム製ケースの取り付けはすばやく簡単にできます。取り付け方法は、このビデオをご覧ください。 探傷器は少し大きくなりますが、それでも片手で楽に持つことができます。
次は、お客様が選ぶ番です。軽量で使いやすい探傷器を基本として、ロープアクセス用アクセサリーキットを追加して自分の脚に巻き付けることも、スタンド付きのゴム製カバーを装着して保護機能を高め、立てて置きやすくすることもできます。 何を選ぶかはお客様次第です。