工業顕微鏡は、半導体や電子部品、材料研究など、さまざまな試料の観察や計測、解析などに用いられています。
システム工業顕微鏡「BXiS」は、ユーザーそれぞれのスタイル(Individual
Style)に最適にフィットするように開発されました。「UIS2対物レンズ」による優れた光学性能と多彩なユニットによる拡張性、エルゴノミクスデザインによる使いやすさで好評の、システム工業顕微鏡「Power
BX PLUS」に、対物レンズの切り替えを自動で読み取る「コードレボ」やより使いやすく進化した新開発の画像解析ソフトウェア「OLYMPUS
Stream」を組み合わせました。
観察・撮影から、計測、画像解析、レポート作成まで、ハードウェアとソフトウェアが一体となってソリューションを提供し、快適なワークフローを実現します。
開発の背景
オリンパスは、2006年に、さまざまなユニットの組み合わせにより、多様な検査ニーズに対応するシステム工業顕微鏡と、高解像度でシステムの拡張性に優れる無限遠補正光学系を採用した工業顕微鏡用の「UIS2対物レンズ」を組み合わせた、「Power
BX PLUS」を発売しました。また、2005年には、多彩な機能を搭載した画像解析ソフトウェア「analySIS
FIVE(アナリシスファイブ)」を発売し、ソフトウェアの面からもユーザーをサポートしてきました。
近年、ユーザーの業務の複雑化や周辺デジタル技術環境の発達により、顕微鏡システムトータルとしての柔軟性と使いやすさが求められていました。そこでオリンパスは、ハードウェアとソフトウェアが一体となってソリューションを提供する、新しいシステム工業顕微鏡「BXiS」を発売します。
主な特長の詳細
1.シームレスで効率的なワークフロー
顕微鏡、デジタルカメラ、画像解析ソフトウェア「OLYMPUS
Stream」の3つが有機的につながることで、観察・撮影から、計測、画像解析、レポート作成まで、全てのプロセスを効率的に行うことができます。
また、新開発の手動レボルバー「コードレボ」を装着すれば、電動レボルバーを使用しなくても、対物レンズの切り替えがモニターのスケールバーに自動で反映されます。ソフトウェア上での倍率設定を変更する必要がなく、観察や計測の作業効率アップに役立ちます。
2.目的に最適なシステムを構築
ハードウェアとソフトウェアの組み合わせの種類が豊富で、ユーザーのご希望に合わせたシステム構築が可能です。システム工業顕微鏡は、7種類の本体をベースに、目的に合わせて最適な投光管、鏡筒、ステージなどを組み合わせることが可能です。高い光学性能を持った「UIS2対物レンズ」と各種画像処理機能を備えた画像解析ソフトウェア「OLYMPUS
Stream」を組み合わせて、欲しい画像を簡単に取得できます。
画像解析ソフトウェア「OLYMPUS
Stream」は、基本機能を備えた「Start」から先進機能が使える「Motion」まで4つのグレードがあります。また、専門的な画像解析用に各種オプション機能を追加することができます。
3.Windowsとの優れた互換性
Windows7 32ビット版および64ビット版、Microsoft Office 2010といった最新のIT環境に対応しており、快適に操作をすることができます。さらにMicrosoft SQL Server Express
のような本格データベースシステムとの互換性もあり、顕微鏡で撮影した画像の管理・共有に利用することができます。
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